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カングーを買おうか考えている時や、セルフスタンドで給油ノズルを持った時に、『これってハイオク?レギュラーでもいける?』と迷ったことはありませんか。
結論から言うと、現行カングーのガソリン車はハイオク指定、ディーゼル車は軽油です。レギュラーで走れないわけではありませんが、指定はハイオクなので、ふだんはハイオクを入れておきましょう。
この記事では、燃料の違いと、間違えた時にどう動けばいいかが分かります。
カングーの燃料はハイオク?軽油?モデル別に見る
現行の3代目カングーは、ガソリンとディーゼルの2種類です。燃料はそれぞれ決まっています。
ガソリン車(1.3Lターボ)とグランカングーは無鉛プレミアム(ハイオク)、ディーゼル車(1.5L)は軽油です。燃料タンクはどちらも54Lです。
| モデル(2026年10月時点・公式) | 価格 | 燃料 | WLTC燃費 |
|---|---|---|---|
| カングー ガソリン | 4,390,000円 | ハイオク | 15.0km/L |
| カングー ディーゼル | 4,490,000円 | 軽油 | 19.6km/L |
| グランカングー クルール | 4,820,000円 | ハイオク | 14.7km/L |
グランカングーは7人乗りで、ガソリンのみの設定です。ディーゼルは受注生産なので、ショールームの試乗車や在庫車はガソリンのことが多いかもしれません。
グレードや装備の違いはカングーのグレードと装備の違いで詳しく見られます。
レギュラーを入れたらどうなる?
一番気になるのはここですよね。『1回くらいなら大丈夫?』という方も多いはずです。
ハイオク指定のエンジンは、ノッキング(異常燃焼)が起きにくいハイオクを前提に作られています。レギュラーを入れると、エンジン側が点火のタイミングを調整して異常燃焼を防ぐのが一般的です。
その結果、力が出にくくなったり、燃費が落ちたりすることがあります。1回入れただけですぐ壊れるという話ではありませんが、指定外の燃料なのでおすすめはしません。
- メーカーが想定した性能が出やすい
- カタログ燃費の前提と同じ条件になる
- ターボの力を素直に使える
- 加速や力感が落ちることがある
- 燃費が悪くなることがある
- 長く続けると不調の原因になりうる
『でも、レギュラーの方が安いし…』と思いますよね。ただ、燃費が落ちれば単価の差は小さくなります。差額だけを見て決めるより、指定どおりに入れる方が結果的に気持ちよく乗れます。
ガソリン同士なので、慌ててエンジンを止める必要はないとされることが多いです。次の給油からハイオクに戻し、エンジンの様子が気になる時はディーラーで相談してみてください。
ハイオクとレギュラーを混ぜてもいい?
出先のスタンドにハイオクが無くて、レギュラーを少しだけ足した、という場面もありますよね。混ぜたこと自体で、すぐに何かが起きるわけではないとされることが多いです。
ただ、混ざった分だけオクタン価は下がります。その後はハイオクを継ぎ足して、早めにハイオクの割合を戻しておきましょう。
- 燃料計に余裕があるうちに、次のスタンドを地図アプリで探す
- 高速道路では、サービスエリアの給油所の燃料の種類を先に調べる
- どうしても足す時は、少しだけ入れて次でハイオクを入れる
- エンジンの音や加速に違和感があれば、ディーラーに相談する
長距離のドライブや旅行では、山間部などでスタンドの間隔が空くこともあります。燃料計が半分を切ったら、早めに給油を考えておくと慌てずに済みます。
なぜ輸入車はハイオク指定が多いの?
『国産車はレギュラーなのに、なんでカングーはハイオクなの?』と不思議に思う方もいますよね。理由のひとつは、ガソリンの規格の違いです。
日本のJIS規格では、レギュラーのオクタン価は89以上、ハイオクは96以上とされています。ヨーロッパで一般的に売られている無鉛ガソリンは、日本のレギュラーよりオクタン価が高めなんです。
ヨーロッパの燃料を前提に作られたエンジンを日本で使うと、レギュラーでは物足りず、ハイオク指定になることが多いと言われます。カングーの1.3Lターボも、日本では無鉛プレミアム(ハイオク)が指定です。
| 項目 | レギュラー | ハイオク |
|---|---|---|
| JISのオクタン価 | 89以上 | 96以上 |
| ノズルの色(一般的) | 赤 | 黄 |
| 現行カングーでの扱い | 指定外 | 指定(ガソリン車) |
ターボで小さな排気量から力を出すエンジンは、異常燃焼が起きにくい燃料のほうが性能を出しやすいんです。131psと240N・mという数字も、指定燃料を入れた時の値だと考えておきましょう。エンジンの詳しい数字はカングーのエンジンと性能で見られます。
ディーゼルに軽油以外を入れたら?誤給油の対処
こちらは注意が必要です。ディーゼル車にガソリンを入れたり、ガソリン車に軽油を入れたりするのは、エンジンや燃料系に大きな負担がかかります。
給油中や給油直後に気づいたら、エンジンをかけずにスタンドの人に伝えましょう。エンジンをかけると燃料が中まで回り、修理が大きくなりやすいです。ロードサービスやディーラーに連絡して、燃料を抜いてもらうのが基本です。
例えば、こんな場面です。
「あれ、緑のノズルって軽油だっけ?」
「ちょっと待って、まだエンジンかけないで。お店の人を呼ぼう」

セルフスタンドでは、ノズルの色で燃料を見分けるのが一般的です。ハイオクは黄色、レギュラーは赤、軽油は緑のことが多いですが、念のため表示の文字も読んでおきましょう。
- 給油の前にノズルの文字(ハイオク・軽油)を読む
- 家族や代車で運転する人にも燃料の種類を伝えておく
- 給油口のフタの裏の表示を一度見ておく
- レンタカーや代車に乗る時は燃料の種類を先に確かめる
給油口と燃料キャップはどこ?開け方の確かめ方
『給油口が右か左か分からない』という声はよくあります。スタンドに入る前に確かめたいですよね。
実は、メーターの燃料計の横にある小さな三角の印が、給油口のある側を指しています。初めてのスタンドで迷った時は、ここを見るのが手っ取り早いです。
- メーターの燃料計の横にある三角の印で給油口の側を見る
- 給油口のフタの開け方を取扱説明書で確かめる
- フタの裏に燃料の種類の表示があるか見ておく
- ディーゼルは給油口の近くにアドブルーの注入口があるか確かめる
フタの開け方やキャップの形は、世代や年式で違うことがあります。2代目や初代の中古に乗る方は、取扱説明書かディーラーで確かめておくのが安心です。
スタンドに置き忘れてしまうことは珍しくありません。純正のキャップはディーラーで取り寄せができます。サイズの合わない汎用品を使うと、警告灯が点くことがあるので気をつけてください。
取扱説明書の探し方はカングーの取扱説明書の見方で紹介しています。
2代目や初代の中古はどうなの?
中古のカングーを検討している方は、『旧型ならレギュラーでいいのかな』と気になりますよね。2代目(2009〜2023年)は1.6Lと1.2Lターボ、初代(2002〜2009年)は1.4Lと1.6Lがありました。
ただ、旧型の指定燃料は、年式や型式で確かめるのが確実です。給油口のフタの裏の表示や取扱説明書を見て、ハイオク指定ならハイオクを入れておきましょう。
中古車を買う時は、前のオーナーがどんな燃料を入れていたかまでは分からないことが多いです。整備記録簿を見て、エンジンの点検がきちんと受けられているかを確かめておくと安心です。
ハイオクとディーゼル、燃料はどれだけ違う?
燃料の種類が違うと、1回の給油で走れる距離も変わります。公式のWLTC燃費とタンク容量から計算してみます。
| 項目 | ガソリン | ディーゼル |
|---|---|---|
| 燃料 | ハイオク | 軽油 |
| 燃料タンク | 54L | 54L |
| WLTC燃費 | 15.0km/L | 19.6km/L |
| 満タンで走れる距離(計算値) | 約810km | 約1,058km |
| 年1万kmで使う量(計算値) | 約667L | 約510L |
計算値はカタログ燃費どおりに走った場合です。実際は乗り方や季節で変わります。

軽油はハイオクより単価が安いことが多く、使う量も少なくなります。ただ、ディーゼルは本体価格が10万円高く、アドブルーの補充もあります。
『結局どっちが得なの?』という方は、カングーはガソリンとディーゼルどっち?で燃料代込みの比べ方を見てみてください。
アドブルーについてはカングーのディーゼルとアドブルーにまとめています。
燃料代を少しでも抑えるコツは?
ハイオク指定だと、燃料代が気になりますよね。指定を守りながらできることはあります。
- ドライブモードのEcoを使う
- 急加速を避けて、早めにアクセルを戻す
- タイヤの空気圧をこまめに確かめる
- 使わない荷物を積みっぱなしにしない
- スタンドの会員価格やアプリの割引を使う
カングーにはPerfo・Eco・Normalのドライブモードがあり、街乗りならEcoで十分という方もいます。アイドリングストップも付いているので、停車の多い市街地では効いてきます。
例えば、こんな会話になりがちです。
「ハイオクだと毎月のガソリン代が高くつきそう」
「走る距離が長いなら、ディーゼルの燃料代も一度計算してみたら?」
月にどれくらい走るかが分かれば、ハイオク代の負担もざっくり見えてきます。年間の走行距離を一度メモしておくと、ガソリンかディーゼルかを決める時にも役立ちますよ。
実燃費の目安はカングーの実燃費はどれくらい?で詳しく見られます。燃料代は年間の維持費でも大きな割合を占めるので、購入前に総額で見ておくと安心です。
値引きを含めた買い方はカングーの値引き相場と交渉の順番で解説しています。
よくある質問
カングーはハイオクとレギュラーのどちらですか?
現行のガソリン車とグランカングーはハイオク指定です。ディーゼル車は軽油を入れます。
カングーにレギュラーを入れても走れますか?
走れないわけではありませんが、力が出にくくなったり燃費が落ちたりすることがあります。指定はハイオクなので、ふだんはハイオクを入れておきましょう。
カングーの燃料タンクは何Lですか?
ガソリン車・ディーゼル車とも54Lです(2026年10月時点の公式諸元)。
ディーゼルのカングーにガソリンを入れてしまったら?
エンジンをかけずに、スタンドの人とロードサービスかディーラーに連絡してください。燃料を抜く作業が必要になります。
給油口がどちら側か分かりません。
メーターの燃料計の横にある三角の印が、給油口のある側を指しています。給油口のフタの開け方は取扱説明書で確かめられます。
まとめ
- ガソリン車とグランカングーはハイオク、ディーゼルは軽油
- レギュラーは指定外で、力や燃費が落ちることがある
- 軽油とガソリンの誤給油はエンジンをかけずに連絡する
- タンクは54Lで、満タンの計算値はガソリン約810km・ディーゼル約1,058km
- 給油口の側はメーターの三角の印で分かる





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