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カングーが気になっているけれど、『あの大きな箱型ボディに1.3Lで足りるの?』と心配な方も多いはずです。
結論から言うと、現行カングーのエンジンはどちらもターボ付きで、街乗りから高速まで不足を感じにくい力があります。ガソリンは回して軽快、ディーゼルは低い回転から力強い、という違いです。
この記事では、スペック表の数字が実際の走りでどう効くのかが分かります。
現行カングーのエンジンは2種類
2026年10月時点の現行カングーは、ガソリンとディーゼルの2種類から選びます。変速機はどちらも7速EDCで、駆動方式はFFです。
ガソリンは1.3L直4ターボ(131ps・240N・m)、ディーゼルは1.5L直4ディーゼルターボ(116ps・270N・m)です。出力はガソリン、トルクと燃費はディーゼルが上回ります。
| 項目(公式諸元) | ガソリン(H5H) | ディーゼル(K9K) |
|---|---|---|
| 型式 | 3BA-KFKH5H | 3DA-KFKK9K |
| 排気量 | 1.333L | 1.460L |
| エンジン | 直列4気筒 DOHC16バルブ 直噴ターボ | 直列4気筒 SOHC8バルブ 直噴ターボ(コモンレール) |
| 最高出力 | 96kW(131ps)/5,000rpm | 85kW(116ps)/3,750rpm |
| 最大トルク | 240N・m/1,600rpm | 270N・m/1,750rpm |
| 燃料・タンク | ハイオク・54L | 軽油・54L |
| WLTC燃費 | 15.0km/L | 19.6km/L |
| 価格(2026年10月時点) | 4,390,000円 | 4,490,000円 |
排気量はどちらも1.5L以下なので、自動車税は同じ年30,500円です。グレードは2025年7月の改良で単一になっているので、選ぶのは実質このエンジンだけなんです。
エンジンの選び方は、そのまま「どちらのカングーを買うか」の選び方になります。
装備まで含めた全体像はカングーのグレードと装備の違いで確かめられます。
1.3Lターボ131psで走りは足りる?
『1.3Lって軽自動車の少し上くらいでは?』と思いますよね。ただ、ターボが付くと話は変わります。
240N・mという最大トルクは、自然吸気のエンジンならもっと大きな排気量で出すような数字です。しかも1,600rpmという低い回転から出るので、街中の発進でもたつきにくいんです。
- 高速道路の合流や追い越し
- 回転を上げて走る山道
- 車が軽いぶん、軽快に感じやすい
- 燃料はハイオク指定
- 燃費はディーゼルより低い
- 荷物を満載すると回転が上がりやすい
ドライブモードで性格を変えられる
現行カングーには、Perfo・Eco・Normalの3つのドライブモードがあります。同じエンジンでも、モードでアクセルの反応や変速の仕方が変わるんです。
| モード | 向いている場面 |
|---|---|
| Eco | 街乗りや渋滞、燃費を気にしたい日 |
| Normal | ふだん使い全般 |
| Perfo | 合流や山道で力を引き出したい時 |
『Ecoだと遅く感じない?』という方もいますよね。街乗りではEco、高速の合流や荷物が多い日はNormalやPerfo、と使い分けると気持ちよく走れます。
ストップ&スタート(アイドリングストップ)も付いているので、信号待ちの多い市街地では燃料の節約に役立ちます。
ガソリン車はハイオク指定です。レギュラーを入れた時の話はカングーはハイオク?レギュラーを入れたらどうなるかでまとめています。
1.5Lディーゼル116psの実力は?
ディーゼルは最高出力こそ116psと控えめですが、最大トルクは270N・mでガソリンより大きくなります。この力が1,750rpmと低い回転から出るのが持ち味です。
荷物や人をたくさん載せた時、坂道を上る時に、アクセルを深く踏まなくても前に出る感じがあります。キャンプ道具を積んで遠出する人には、ありがたい性格です。
- 受注生産なので、納車まで時間がかかりやすい
- 排ガス浄化のためにアドブルーの補充が要る
- 色はジョン アグリュム・ブラン ミネラル・グリ カシオペMの3色
- 車両重量はガソリンより90kg重い1,660kg
ディーゼルの音や振動は気になる?
ディーゼルと聞くと、『ガラガラうるさいのでは?』と心配になりますよね。最近のコモンレール式のディーゼルは、昔のイメージよりずっと静かになっています。
それでも、アイドリング中や発進の時は、ガソリンより音が分かりやすいと感じる人もいます。感じ方には個人差があるので、試乗で窓を閉めた時と開けた時の両方を確かめてみてください。
ディーゼルは受注生産なので、店に試乗車がないこともあります。来店の前に、ディーゼルの試乗ができるか電話で聞いておくと無駄足になりません。
ディーゼルのエンジンは、ルノーで長く使われてきたK9K型の系統です。アドブルーの扱いはカングーのディーゼルとアドブルーで詳しく解説しています。
スペック表の数字を走りに置き換えると?
出力やトルクだけでは、重い車か軽い車かで印象が変わりますよね。そこで、車両重量を出力とトルクで割った数字を出してみます。
| 項目(公式諸元から計算) | カングー ガソリン | カングー ディーゼル | グランカングー |
|---|---|---|---|
| 車両重量 | 1,570kg | 1,660kg | 1,700kg |
| 最高出力 | 131ps | 116ps | 131ps |
| 1psあたりの重さ | 約12.0kg | 約14.3kg | 約13.0kg |
| 最大トルク | 240N・m | 270N・m | 240N・m |
| 1N・mあたりの重さ | 約6.5kg | 約6.1kg | 約7.1kg |
| WLTC燃費 | 15.0km/L | 19.6km/L | 14.7km/L |
1psあたりの重さが小さいほど、高い速度まで伸びやすい傾向があります。1N・mあたりの重さが小さいほど、発進や坂道で力強く感じやすいです。

こうして見ると、ガソリンは伸びやかさ、ディーゼルは出足の力強さで勝っているのが分かります。
例えば、家族4人とキャンプ道具を積んで峠道を上る場面なら、ディーゼルの太いトルクが効いてきます。一方、1人で高速道路を走って合流する場面なら、ガソリンの伸びの良さを感じやすいはずです。7人乗りのグランカングーは同じガソリンエンジンで、そのぶん重さが増えています。
最高速度はどれくらい?
『カングーの最高速度は何km/h?』と気になる方もいますが、日本の公式諸元には最高速度が載っていません。この記事では数字を出さずにおきます。
日本の道路で使う範囲なら、高速道路の巡航や合流で困る場面は少ないはずです。
最高速度より、合流や追い越しでどれだけ素直に加速できるかの方が、ふだんの満足度には効いてきます。試乗では、ぜひ高速道路の合流に近い加速も試してみてください。アダプティブクルーズコントロールは約0〜170km/hの範囲で働くので、長距離の運転もラクになります。
ガソリンとディーゼル、どちらのエンジンを選ぶ?
『結局どっちがいいの?』と迷いますよね。使い方で分けると、答えが見えやすくなります。
- 年間に走る距離をざっくり出す
- 荷物や人を多く載せる日がどれくらいあるか考える
- 希望の色がディーゼルにあるか確かめる(青・茶はガソリンのみ)
- 納車を急ぐかどうかを考える(ディーゼルは受注生産)
- 試乗で、出足と高速の伸びを比べる
年1万kmを公式のWLTC燃費で走った場合、使う燃料はガソリン約667L、ディーゼル約510Lです。ディーゼルは価格が10万円高い代わりに、燃料を約157L減らせる計算になります。
詳しい燃料代の比べ方はカングーはガソリンとディーゼルどっち?で計算しています。値引きを含めた買い方はカングーの値引き相場と交渉の順番で解説しています。
歴代カングーのエンジンと中古の見方
中古で探している方は、『カングー 1.2Lターボって何?』と気になっているかもしれません。歴代のエンジンを並べると、次のようになります。
| 世代 | 日本での販売期間 | 主なエンジン(型式) | 変速機 |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2002〜2009年 | 1.4L(GF-KCK7J)、1.6L(GH-KCK4M/ABA-KCK4M) | MT/AT |
| 2代目 | 2009〜2023年 | 1.6L(ABA-KWK4M)、1.2Lターボ(ABA-KWH5F) | 5MT・6MT/6EDC ほか |
| 3代目 | 2023年〜 | 1.3Lターボ(3BA-KFKH5H)、1.5Lディーゼル(3DA-KFKK9K) | 7EDC |

2代目の1.2Lターボは、6MTと6EDCが選べたエンジンです。小さな排気量にターボを組み合わせる考え方は、現行の1.3Lターボにもつながっています。
1.6Lの自然吸気は、ターボのような急な盛り上がりがなく、穏やかに回る性格だと言われます。どちらが合うかは、試乗して好みで選ぶのがいちばんです。
『カングー 中古 エンジン』で探す時は、排気量だけでなく型式も見ておきましょう。車検証の型式を見れば、どの世代のどのエンジンかが分かります。
年数がたった中古は、エンジンまわりの部品の交換歴で安心感が大きく変わります。整備記録簿を見て、点検やオイル交換をきちんと受けてきたかを確かめておきましょう。警告灯が点いていないか、始動直後に異音がしないかも見ておきたいところです。
例えば、こんな場面です。
「この1.2ターボ、安いけど大丈夫かな」
「記録簿でオイル交換の間隔と、最近の整備の内容を見せてもらおう」
修理の目安はカングーの修理費の目安、オイル交換の時期はカングーのオイル交換の時期・量で詳しく見られます。2代目の選び方はカングー2代目の中古は買い?にまとめています。
よくある質問
カングーの排気量はどれくらいですか?
現行のガソリンは1.333L、ディーゼルは1.460Lです。どちらも1.0L超1.5L以下の区分で、自動車税は年30,500円です。
カングーのガソリン車はターボですか?
はい。現行のガソリンは1.3L直4ターボで、131psと240N・mを出します。ディーゼルもターボ付きです。
カングーの最高速度は?
日本の公式諸元には最高速度の記載がありません。高速道路の巡航や合流で困る場面は少ないはずです。
ガソリンとディーゼル、どちらが力強いですか?
最高出力はガソリンの131ps、最大トルクはディーゼルの270N・mが上です。出足の力強さはディーゼル、高い回転の伸びはガソリンが得意です。
2代目の1.2Lターボの中古はどうですか?
6MTや6EDCが選べたエンジンです。年数がたっているので、整備記録簿で点検の受け方を確かめてから選ぶのが安心です。
まとめ
- 現行はガソリン1.3Lターボ(131ps・240N・m)とディーゼル1.5L(116ps・270N・m)
- ガソリンは伸びやかさ、ディーゼルは出足の力強さと燃費が持ち味
- 価格はガソリン4,390,000円、ディーゼル4,490,000円(2026年10月時点)
- 最高速度は公式諸元に記載がない
- 中古の1.2Lターボは整備記録で状態を確かめる





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