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『カングーはMTで乗りたい』『マニュアルの中古ってまだ買えるの?』と探している方も多いはずです。
結論から言うと、現行の3代目カングーにマニュアル車はなく、全車が7速EDC(デュアルクラッチのオートマ)です。MTに乗りたいなら、2代目(2009〜2023年)の中古が選択肢になります。
この記事を読めば、EDCとMTの違いと、中古で失敗しにくい選び方が分かります。
現行カングーにマニュアル車はある?
残念ですが、2026年10月時点の現行カングーにMTはありません。ガソリンもディーゼルも、7速EDCだけです。
現行の3代目(2023年3月発売・2025年7月改良)は全車7速EDC・FF・右ハンドルです。ディーゼルにもMTはありません。MTを選べたのは2代目までです。
| モデル(2026年10月時点・公式) | 価格 | 変速機 |
|---|---|---|
| カングー ガソリン 1.3Lターボ | 4,390,000円 | 7速EDC |
| カングー ディーゼル 1.5L | 4,490,000円 | 7速EDC |
| カングー リミテ(限定25台) | 4,390,000円/4,490,000円 | 7速EDC |
| グランカングー クルール | 4,820,000円 | 7速EDC |
「カングー リミテッド ディーゼル MT」と探している方もいますが、現行の限定車リミテもEDCです。リミテはジョン アグリュムの限定車で、ガソリン10台・ディーゼル15台の計25台です。
『ディーゼルでMTなら最高なのに…』と思いますよね。ただ、日本の正規販売では、ディーゼルとMTを組み合わせたカングーは用意されていません。
グレードの全体像はカングーのグレードと装備の違いで確かめられます。
7速EDCってどんなオートマ?
EDCは、ルノーのデュアルクラッチ式のオートマです。中身はMTに近く、2つのクラッチを交互につないで、素早くギアを切り替えます。
運転する側はふつうのATと同じで、クラッチペダルはありません。ルノー カングーのAT、オートマと聞いて思い浮かべるのは、このEDCです。
- 変速が素早く、加速がつながりやすい
- MTに近い仕組みで、燃費を稼ぎやすい
- 渋滞でもクラッチ操作がいらない
- 極低速でギクシャク感が出ることがある
- 坂道の発進や車庫入れでクセを感じることがある
- 一般的なATと動きが少し違う
実は、気になる点の多くは慣れで解決しやすいんです。カングーにはヒルスタートアシストと電動パーキングブレーキが付いているので、坂道の発進もしやすくなっています。
- 発進はアクセルをじわっと踏む
- 車庫入れはブレーキで速さを調整する
- 渋滞では車間を少し空けて、止まったり動いたりを減らす
- 坂道ではヒルスタートアシストに任せる
例えば、こんな場面です。
「駐車場でバックすると、ちょっとカクッとする」
「ブレーキを少しずつ緩めながら下がると、なめらかになるよ」
試乗では、駐車場での前進・後退を一度ためしておくと安心です。
販売店の試乗コースは平坦な道が多いので、できれば坂道や細い路地も走らせてもらえないか聞いてみましょう。ふだんの道に近いほど、買った後のギャップが小さくなります。
EDCは壊れやすいって本当?
デュアルクラッチと聞くと、『故障が多いんじゃないの?』と心配になる方もいますよね。ネットでもそうした声を見かけることがあります。
ただ、故障の起きやすさは年式や使われ方、整備の受け方で大きく変わります。EDCというだけで、壊れると決めつける必要はありません。
現行の新車なら、新車保証は新車登録日から3年間または走行6万kmの早い方です。延長保証の「ルノー エクステンデッド ワランティ」もあるので、長く乗るつもりなら購入時に検討してみてください。保証の中身はカングーの新車保証で詳しく見られます。
変速のショックが急に大きくなった、警告が出た、という時は早めにディーラーで点検を受けましょう。小さなうちに見てもらう方が、修理が軽く済むことが多いです。
ガソリンとディーゼル、EDCで走りは変わる?
同じ7速EDCでも、組み合わせるエンジンで走りの印象は変わります。数字で比べてみます。
| 項目 | ガソリン | ディーゼル |
|---|---|---|
| エンジン | 1.3L直4ターボ | 1.5L直4ディーゼルターボ |
| 最高出力 | 131ps/5,000rpm | 116ps/3,750rpm |
| 最大トルク | 240N・m/1,600rpm | 270N・m/1,750rpm |
| 車両重量 | 1,570kg | 1,660kg |
| WLTC燃費 | 15.0km/L | 19.6km/L |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 |
ディーゼルは最大トルクが大きく、荷物を積んだ時や坂道で余裕を感じやすいです。ガソリンは軽く、高い回転まで回して走るのが得意です。

どちらを選ぶかは、年間の走行距離と燃料代で考えるのがおすすめです。
詳しくはカングーはガソリンとディーゼルどっち?で比べています。
MTに乗りたいなら2代目の中古
MTの楽しさを求めるなら、2代目の中古が現実的な選択肢です。『MTのカングーは楽しい』という声があるのも、この世代のことが多いんです。
| 世代 | 日本での販売期間 | 主なエンジン | 変速機 |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2002〜2009年 | 1.4L/1.6L | MT/AT |
| 2代目 | 2009〜2023年 | 1.6L/1.2Lターボ | 5MT・6MT/6EDC ほか |
| 3代目 | 2023年〜 | 1.3Lターボ/1.5Lディーゼル | 7EDCのみ |
2代目の1.2Lターボには、6MTと6EDCがありました。中古車サイトで「カングー 中古 MT」と探すと、出てくるのは主に2代目です。
「カングー 中古 AT」「中古 オートマ」で探すと、2代目のEDC車や、3代目の前期型(ゼン・インテンス・クレアティフ)が混ざります。3代目前期のゼンもEDCです。年式と型式(3代目はKFK系、2代目はKW系)で見分けておきましょう。
2代目と3代目の違いはカングー2代目の中古は買い?、世代の見分け方はカングーの歴代モデル一覧で詳しく解説しています。
ディーゼルのMTは中古にある?
『カングー ディーゼル MT』で探す方もいますが、日本の正規モデルではほとんど見つからないはずです。3代目のディーゼルはEDCのみで、2代目の日本向けはガソリンでした。
海外仕様を個人で輸入した車がまれに出ることはあります。
ディーゼルの力強さを重視するなら、3代目のディーゼル(EDC)を選ぶのも手です。最大トルク270N・mで、2代目のガソリンMTとはまた違った余裕のある走りになります。
『MTじゃないなら意味がない』という方は、2代目のガソリンMTから探すのが近道です。ただ、部品や整備できる店が限られやすいので、買う前に整備先を決めておくのが安心です。
MTとEDC、自分にはどっちが向いている?
『MTの楽しさは捨てがたい。でも家族も運転するし…』と迷う方もいますよね。ここは使い方で考えると決めやすくなります。
| 比べる点 | 2代目MTの中古 | 現行の7速EDC |
|---|---|---|
| 運転の楽しさ | ギアを自分で選べる | 変速はクルマ任せ |
| 家族の運転 | MT免許が要る | AT限定免許で運転できる |
| 渋滞・街乗り | 左足の操作が増える | クラッチ操作なし |
| 運転支援 | 年式なりの装備 | ACC(ストップ&ゴー付)など |
| 保証 | 中古店の保証による | 新車3年または6万km |
| 価格の目安 | 年式と状態で幅がある | 4,390,000円〜(2026年10月時点) |
現行のカングーは、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー付)が標準です。高速道路の渋滞や長距離が多い人には、EDCの方がラクに感じやすいはずです。
一方で、週末にワインディングを走るのが楽しみという人なら、2代目のMTを選ぶ理由は十分あります。
- 家族など、ほかに運転する人がAT限定免許か確かめる
- 毎日の運転が渋滞中心か、郊外中心かを書き出す
- 現行EDCの試乗で、低速の動きが気にならないか確かめる
- 2代目MTの中古は、整備先が近くにあるかも含めて考える
実は、カングーを選ぶ理由は変速機より「荷室の広さ」や「観音開きのバックドア」という人も多いです。MTにこだわるかどうかは、この使い方とセットで考えてみてください。
中古MT・EDCで見ておきたいポイント
2代目は最終でも2023年までの車なので、年数と走行距離がそれなりに進んだ個体が中心です。変速機まわりは、見ておくと後悔しにくいところです。

- MTはクラッチのつながる位置が高すぎないか
- MTはギアの入りが渋くないか、異音がないか
- EDCは発進や低速でのギクシャクが強すぎないか
- 警告灯が点いていないか
- 整備記録簿にクラッチやミッションの整備歴があるか
クラッチ交換やミッションオイルはどう考える?
MTのクラッチは消耗品で、走り方によって減り方が大きく変わります。半クラッチを多く使う乗り方だと、減りが早くなりやすいです。
EDCも中にクラッチを持っているので、まったく減らないわけではありません。交換の時期や費用は、状態と店で大きく変わるので、ここでは金額を出しません。
ミッションオイルの交換を勧められることもありますが、交換するかどうか、いつ交換するかは車の状態と整備記録で判断するのがおすすめです。ディーラーやカングーに慣れた専門店で、一度見てもらいましょう。
クラッチや変速機の修理は、車両価格に比べて大きな出費になることがあります。安い個体ほど、修理歴と整備記録を確かめてから決めるのが安心です。修理費の考え方はカングーの修理費の目安を参考にしてください。
条件に合う中古を探す時は、年式・変速機・走行距離で絞り込むと比べやすくなります。
カングー買いたいドットコム
カングーの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、カングーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車で買うなら、EDCの試乗をしたうえで総額を比べておきましょう。値引きの順番はカングーの値引き相場と交渉の順番で解説しています。
よくある質問
現行カングーにマニュアル車はありますか?
ありません。2026年10月時点の現行カングーは、ガソリン・ディーゼルとも7速EDCのみです。
カングーのEDCはふつうのオートマと違いますか?
中身はクラッチを2つ持つデュアルクラッチ式です。運転操作はふつうのATと同じですが、極低速での動きに少しクセを感じることがあります。
MTのカングーを買うにはどうすればいいですか?
2代目(2009〜2023年)の中古が選択肢です。2代目には5MTや6MTの設定がありました。
カングーのディーゼルにMTはありますか?
日本の正規モデルにはありません。3代目のディーゼルは7速EDCのみです。
中古のMTで気をつけることは?
クラッチのつながる位置、ギアの入り、整備記録簿のクラッチ・ミッションの整備歴を確かめておきましょう。
まとめ
- 現行カングーは全車7速EDCで、MTはディーゼルを含めて無い
- EDCはデュアルクラッチで、極低速のクセは慣れで解決しやすい
- MTに乗りたいなら2代目の中古(6MTなど)が選択肢
- 中古はクラッチの状態と整備記録を試乗と書類で確かめる





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