カングーのサイドブレーキ(電動パーキングブレーキ)の使い方

センターコンソールの電動パーキングブレーキのスイッチを操作する手元のイメージ

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カングーの運転席に座って、『あれ、サイドブレーキのレバーがない…』と戸惑った方もいますよね。特に2代目から乗り換えた方は、最初に驚くところです。

結論から言うと、現行の3代目はスイッチ式の電動パーキングブレーキです。かけ方と解除の仕方を一度覚えれば、坂道や信号待ちでむしろ楽になります。

この記事を読めば、基本の操作と、解除できない時に確かめることが分かります。

目次

カングーのサイドブレーキはどこにある?

『サイドブレーキ』と呼ばれることが多いですが、正しくはパーキングブレーキです。どこにあるかは世代で違うんです。

世代パーキングブレーキの形操作
初代(KC系)手で引くレバー式レバーを引いてかけ、ボタンを押しながら下げて解除
2代目(KW系)手で引くレバー式同上。レバーは運転席と助手席の間
3代目(KFK系・現行)電動パーキングブレーキセンターコンソール付近のスイッチで操作

3代目は電動パーキングブレーキが全車標準です(ルノー公式 主要装備)。2025年7月の改良後のモデルも同じです。

先に結論

3代目はスイッチを引けばかかり、ブレーキを踏みながら押せば解除、が基本の流れです。細かい条件は年式で違うことがあるので、説明書で一度確かめておきましょう。

説明書の探し方はカングーの取扱説明書の見方でまとめています。

電動パーキングブレーキのかけ方・解除の仕方

ここが一番知りたいところですよね。電動式は、レバーを引く力がいらないぶん、操作はシンプルです。

電動パーキングブレーキの基本操作
  1. 車を止め、ブレーキペダルを踏んだままにする
  2. パーキングブレーキのスイッチを引き上げる(かける)
  3. メーターにパーキングブレーキの表示が出たことを確かめる
  4. 解除する時は、ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押し下げる
  5. メーターの表示が消えたことを確かめてから走り出す

『スイッチを押しても解除されない』という時は、ブレーキペダルを踏んでいないことが多いです。踏みながら操作する、と覚えておくと迷いません。

走り出すと自動で解除されることも

電動パーキングブレーキは、条件がそろうとアクセルを踏んだだけで自動で解除される作りのものが多くあります。シートベルトを締めている、ドアが閉まっている、などが条件になるのが一般的です。

カングーでどんな条件で自動解除されるかは、年式やソフトの版で変わることがあります。説明書の「パーキングブレーキ」のページで確かめておくと安心ですね。

エンジンを切ると自動でかかる場合も

エンジンを切った時に、自動でパーキングブレーキがかかる設定の車もあります。ただ、自動でかかるかどうかに頼りきらず、降りる前にメーターの表示を見る習慣をつけておきましょう。

電動パーキングブレーキのかけ方と解除の仕方を示した図解

車から離れる時の習慣

電動パーキングブレーキは便利ですが、だからこそ確かめる習慣が大事です。降りる前に、メーターにパーキングブレーキの表示が出ているかを一度見ておきましょう。

坂道に止める時は、パーキングブレーキに加えて、ハンドルを縁石側に切っておくと安心です。万が一動いた時も、車が道路の真ん中へ出にくくなります。

洗車機に入れる時は説明書を確かめる

『洗車機ではパーキングブレーキを外してと言われた』という場面もありますよね。門型の洗車機の中には、車輪が転がる状態にしてほしいタイプがあります。

電動パーキングブレーキの車は、エンジンを切ると自動でかかる設定のこともあります。洗車機に入れる時の手順は、説明書のパーキングブレーキのページと洗車機の案内の両方を見てから操作してみてください。

迷ったらお店の人に聞く

ガソリンスタンドの洗車機なら、スタッフに「電動パーキングブレーキの車です」と伝えれば案内してもらえます。無理に自己流で操作しないのが一番です。

ブレーキホールドとヒルスタートアシストの違い

『カングーにブレーキホールドはある?』という疑問もよく聞きます。ブレーキホールド(オートホールド)は、信号待ちでブレーキから足を離しても止まったままでいられる機能です。

3代目のカングーの公式の主要装備には、ヒルスタートアシストと、ストップ&ゴー付きのアダプティブクルーズコントロールが載っています(ルノー公式)。一方で、いわゆるブレーキホールドの記載は、公式の装備表では確かめきれていません。

機能何をしてくれるかカングー3代目の公式装備表
電動パーキングブレーキスイッチでパーキングブレーキをかける・外す記載あり(全車標準)
ヒルスタートアシスト坂道発進の時、ブレーキから足を離しても少しの間止まっていてくれる記載あり(全車標準)
ACC(ストップ&ゴー付)前の車に合わせて止まり、また走り出す記載あり(約0〜170km/h)
ブレーキホールド(オートホールド)停止中、足を離しても止まり続ける記載を確かめきれず
ブレーキホールドが欲しい方へ

信号待ちで足を離したい方は、購入前の試乗で、ブレーキホールドに当たる機能があるかを担当者に聞いてみてください。年式による違いもあるので、実車で確かめるのが一番確実です。

ヒルスタートアシストの使いどころ

坂道で止まった後、ブレーキからアクセルに踏みかえる間に、車が少し下がるのが怖いですよね。ヒルスタートアシストは、その少しの間だけブレーキを保ってくれる機能です。

ただ、効いている時間は数秒程度の短いものが一般的です。坂道で長く止まる時は、ブレーキを踏み続けるか、パーキングブレーキを使いましょう。

ACCの停止保持との違い

ACCのストップ&ゴーは、高速道路の渋滞などで前の車に合わせて止まってくれる機能です。安全装備の全体像はカングーの安全装備で詳しく書いています。

パーキングブレーキが解除できない・警告が出る時

『解除できない!』と焦った時は、まず落ち着いて操作の条件を見直してみましょう。多くは操作の手順で解決します。

特に、ほかの人の車を借りた時や、納車されたばかりの時は、条件を知らずに戸惑うことが多いんです。

解除できない時に確かめること
  • ブレーキペダルをしっかり踏みながらスイッチを押しているか
  • エンジン(電源)がオンになっているか
  • シートベルトを締め、ドアが閉まっているか
  • メーターにパーキングブレーキの警告が出ていないか
  • バッテリーが弱っていないか(ほかの電装品の動きも見る)

電動パーキングブレーキは、電気で動く部品です。バッテリーが弱っていると、うまく動かないことがあります。バッテリーの状態はカングーのバッテリー上がりと交換で確かめ方を書いています。

警告灯がついたまま走らない

パーキングブレーキの警告や、ブレーキ系統の警告が消えない時は、無理に走らないでください。ブレーキが引きずったまま走ると、部品が傷んだり、熱を持ったりすることがあります。

警告灯の意味はカングーの警告灯・警告音の意味と対処で一覧にしています。故障が疑われる時の考え方はカングーの故障しやすい箇所と修理費の目安でまとめています。

パーキングブレーキが解除できない時に確かめる順番の図解

2代目の手引き式パーキングブレーキで気をつけること

2代目に乗っている方、これから中古で買う方も多いですよね。2代目は手で引くレバー式なので、操作そのものは国産車と大きく変わりません。

手引き式のよいところ
  • 効き具合を手の感覚でつかみやすい
  • 電気を使わないので、バッテリーの影響を受けない
  • 構造が分かりやすく、調整で直ることも多い
手引き式で気をつけたいところ
  • 引きが甘いと、坂道で動いてしまうことがある
  • ワイヤーが伸びると、効きが弱くなる
  • 寒い地域では凍りつくことがある

『レバーを目いっぱい引かないと効かない』と感じたら、ワイヤーの伸びや調整のずれかもしれません。車検や点検のついでに、調整してもらいましょう。

雪国では引かずに止めることも

寒い地域では、パーキングブレーキが凍りついて解除できなくなることがあります。そのため、冬は輪止めを使ってパーキングブレーキをかけずに止める、という方法もよく知られています。

ただ、平らな場所で輪止めを使うなど、安全が確かめられる時だけにしましょう。カングーは現行もFFのみなので、雪道の走り方はカングーに四駆はある?雪道を走るコツもあわせて見てみてください。

点検と修理費の目安

パーキングブレーキは、毎日使うわりに意識しにくい部品です。でも、効きが弱いまま乗るのは危ないので、気になったら早めに見てもらいましょう。

作業費用の目安
手引き式の調整(2代目など)数千円程度から
手引き式のワイヤー交換数万円程度
電動パーキングブレーキの診断数千円〜1万円程度から
電動パーキングブレーキのモーター(キャリパー側)交換数万円〜十万円程度

金額は部品代と工賃を合わせた目安で、年式・依頼先・地域で変わります。正確な額は見積もりで確かめてください。

3代目は、新車登録から3年または6万kmの早い方まで新車保証があります(ルノー公式)。期間中の不具合は、まずルノー正規ディーラーに相談してみてください。修理費の全体像はカングーの修理費の目安で一覧にしています。

これから購入する方は、試乗の時に電動パーキングブレーキの操作も試しておくと安心です。購入の進め方はカングーの値引き相場と限界額で詳しく書いています。

パーキングブレーキの点検・修理費の目安をまとめた図解

よくある質問

カングーのサイドブレーキはどこにありますか?

3代目(現行)はセンターコンソール付近にある電動パーキングブレーキのスイッチで操作します。初代と2代目は、運転席と助手席の間にある手で引くレバー式です。

電動パーキングブレーキが解除できません。

ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押しているか、電源がオンか、シートベルトとドアの状態を確かめてみてください。警告が消えない時は無理に走らず、ディーラーに相談しましょう。

カングーにブレーキホールドはありますか?

公式の主要装備表では、ヒルスタートアシストとストップ&ゴー付きACCは確かめられますが、ブレーキホールドの記載は確かめきれていません。購入前の試乗で担当者に聞いてみてください。

雪の日はパーキングブレーキをかけない方がいい?

凍りつきを避けるために、平らな場所で輪止めを使って止める方法もあります。ただ、安全を確かめられる時だけにしましょう。

電動パーキングブレーキはバッテリーが上がるとどうなる?

電気で動く部品なので、バッテリーが上がると操作できなくなることがあります。まずはジャンプスタートなどでバッテリーを復活させ、それでも動かない時はディーラーに相談しましょう。

2代目の手引き式の効きが弱い気がします。

ワイヤーの伸びや調整のずれが考えられます。調整だけで直ることも多いので、点検や車検のついでに見てもらうのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 3代目は電動パーキングブレーキ、初代と2代目は手引き式
  • 解除はブレーキを踏みながらスイッチを押すのが基本
  • ヒルスタートアシストは坂道発進の数秒を助ける機能
  • ブレーキホールドの有無は、試乗で実車を確かめる
  • 警告が消えない時は無理に走らず、ディーラーに相談する
カングー買いたいドットコム

カングー買いたいドットコム 編集部

カングーの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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