当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
カングーの見積もりを前に、『ディーゼルって10万円高いけど、元は取れるの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、年間1万km以上走るならディーゼル、5,000km前後ならガソリンが選びやすい目安です。燃費の差で燃料代はディーゼルが安くなりますが、10万円の価格差を取り戻すまでの年数は、走る距離でかなり変わるんです。
この記事では、価格・燃費・燃料代を同じ条件で並べて、どこが分かれ目かを計算していきます。
カングーはガソリンとディーゼルどっち?まず結論
先に、選び方の目安を表にしておきますね。
| こんな人 | 選びやすいのは | 理由 |
|---|---|---|
| 年に1万km以上走る | ディーゼル | 燃料代の差で、10万円を3年ほどで取り戻せる計算 |
| 高速や長距離が多い | ディーゼル | WLTC高速モード21.5km/Lと伸びやすい |
| 年に5,000km前後 | ガソリン | 価格差を取り戻すのに5年以上かかる計算 |
| 青や茶の色が欲しい | ガソリン | ブルー ソーダライトMとブラウン テラコッタMはガソリンのみ |
| 早く乗り始めたい | ガソリン | ディーゼルは受注生産 |
| 7人乗りが欲しい | ガソリン(グランカングー) | グランカングーにディーゼルは無い |
- 価格差はディーゼルが10万円高い(2026年10月時点)
- 燃費はディーゼルがWLTC19.6km/L、ガソリンは15.0km/L
- 走る距離が多いほどディーゼルが有利。少ないならガソリンで十分
- 色・納期・7人乗りの条件で決まることもある

価格とスペックはどう違う?
まずは公式の数字を並べてみます。
| 項目 | ガソリン | ディーゼル |
|---|---|---|
| 価格(2026年10月時点・税込) | 4,390,000円 | 4,490,000円 |
| 型式 | 3BA-KFKH5H | 3DA-KFKK9K |
| エンジン | 1.333L 直4 直噴ターボ | 1.460L 直4 ディーゼルターボ |
| 最高出力 | 131ps/5,000rpm | 116ps/3,750rpm |
| 最大トルク | 240N・m/1,600rpm | 270N・m/1,750rpm |
| 燃料・タンク | ハイオク・54L | 軽油・54L |
| 車両重量 | 1,570kg | 1,660kg |
| 変速機・駆動 | 7速EDC・FF | 7速EDC・FF |
| 自動車税(年額) | 30,500円 | 30,500円 |
『ディーゼルは馬力が低いけど、遅くないの?』と思いますよね。
実は、出足や坂道で効いてくるのは最大トルクのほうです。ディーゼルは270N・mと、ガソリンより30N・m大きく、荷物を積んだ時もゆとりを感じやすいんです。
一方、ガソリンは高い回転までスムーズに回り、車両重量も90kg軽くなります。エンジンの中身はカングーのエンジンと性能で詳しく書いています。
燃費はどれくらい違う?
燃費は国土交通省審査値のWLTCモードで比べます。
| WLTC燃費 | ガソリン | ディーゼル | 差 |
|---|---|---|---|
| 総合 | 15.0km/L | 19.6km/L | +4.6km/L |
| 市街地 | 11.7km/L | 16.2km/L | +4.5km/L |
| 郊外 | 15.2km/L | 19.7km/L | +4.5km/L |
| 高速道路 | 16.9km/L | 21.5km/L | +4.6km/L |
| JC08(参考) | 15.9km/L | 21.1km/L | +5.2km/L |
どの場面でも、ディーゼルが4.5km/L前後よく走ります。ディーゼルは公式でも「輸入車ミニバンNo.1の低燃費」(JATO調べ・2025年7月現在)とされています。
ただ、カタログの燃費はあくまで決まった条件での数字です。実際の燃費はこれより下がることが多いので、実際の数字はカングーの実燃費を見てみてください。
年間の燃料代でいくら違う?何年で元が取れる?
ここが大事なところです。燃費の差を、お金に直してみます。
計算の条件は、ハイオク175円/L、軽油155円/Lと仮に置き、WLTC総合燃費で割り出しています。燃料の価格は時期と地域で変わるので、目安として見てください。
| 年間の走行距離 | ガソリンの燃料代 | ディーゼルの燃料代 | 1年の差 | 10万円を取り戻す目安 |
|---|---|---|---|---|
| 5,000km | 約5.8万円 | 約4.0万円 | 約1.9万円 | 約5.3年 |
| 10,000km | 約11.7万円 | 約7.9万円 | 約3.8万円 | 約2.7年 |
| 15,000km | 約17.5万円 | 約11.9万円 | 約5.6万円 | 約1.8年 |
年に1万km走る人なら、3年弱で価格差を取り戻せる計算です。新車保証の3年と同じくらいの期間ですね。
一方、年5,000kmだと5年以上かかります。この場合はガソリンを選んで、浮いた10万円を付属品に回すのも1つの考え方です。
1回の給油で走れる距離も違う
燃料タンクは、ガソリンもディーゼルも54Lで同じです。WLTC総合燃費で単純に計算すると、満タンで走れる距離にも差が出ます。
| 項目 | ガソリン | ディーゼル |
|---|---|---|
| タンク容量 | 54L | 54L |
| 満タンで走れる距離(WLTC総合で計算) | 約810km | 約1,058km |
| 満タンにかかる燃料代(上の仮の単価) | 約9,450円 | 約8,370円 |
『遠出のたびに給油するのが面倒』という方には、この差は意外と効いてきます。実際の距離はカタログ値より短くなるので、余裕を持って給油してみてください。

ディーゼルはAdBlue(尿素水)を補充しながら走ります。補充の費用や頻度は乗り方で変わるので、この表には入れていません。AdBlueの詳しい話はカングーのディーゼルとAdBlueにまとめています。
軽油とハイオク、給油で気をつけることは?
カングーのガソリン車は、指定燃料が無鉛プレミアム(ハイオク)です。ディーゼルは軽油です。
『ハイオク指定なのに、レギュラーを入れても大丈夫?』という疑問はよく聞きます。指定外の燃料を入れた時の話はカングーの燃料の違いで詳しく書いています。
例えばこんなことも起きがちです。
「セルフのスタンドで、いつもの癖で、前の車と同じハイオクのノズルを取りそうになった」
「前の車がガソリン車だったので、軽油のカングーに慣れるまで給油のたびに確認しています」
ディーゼルに乗り換えたばかりの頃は、ノズルの色と油種の表示を毎回見る習慣をつけておきましょう。
ディーゼル車にガソリンを入れたり、ガソリン車に軽油を入れたりすると、エンジンの故障につながることがあります。入れ間違いに気づいたらエンジンをかけずに、ルノー ディーラーやロードサービスに連絡してみてください。
燃料代以外で選ぶポイントは?
実は、燃料代だけでは決まらないこともあります。
- 燃費がよく、燃料代が安い
- トルクが大きく、荷物を積んでも余裕がある
- 1回の給油で走れる距離が長い
- 車両価格が10万円高い
- 受注生産で、納車まで時間がかかりやすい
- 選べる色が3色(黄・白・グレー)
- AdBlueの補充がある
色の違いは見落としやすいポイントです。ガソリンは5色、ディーゼルは3色から選べます。
| ボディカラー | ガソリン | ディーゼル |
|---|---|---|
| ジョン アグリュム(黄) | 選べる | 選べる |
| ブラン ミネラル(白) | 選べる | 選べる |
| グリ カシオペM(グレー・+55,000円) | 選べる | 選べる |
| ブルー ソーダライトM(青・+55,000円) | 選べる | 選べない |
| ブラウン テラコッタM(茶・+55,000円) | 選べる | 選べない |
また、7人乗りのグランカングー クルール(4,820,000円)はガソリンのみです。7人乗りを考えている方は、ディーゼルという選択肢はありません。
グレードや仕様の全体はカングーのグレードの違いで見られます。
- 年間の走行距離は1万kmを超えそうか
- 高速道路や長距離の移動が多いか
- 青か茶の色が欲しいか
- 乗り始めたい日まで余裕があるか
- 7人乗りが必要か
中古でディーゼルを探す時は?
『中古のディーゼルなら安く買えるかも』と考える方もいますよね。
カングーのディーゼルは、3代目(2023年3月〜)で日本に復活しました。2代目のカングーにはディーゼルが無く、ガソリンの1.6Lと1.2Lターボだけです。
つまり、中古でディーゼルを探すなら3代目が対象になります。型式は前期も後期も3DA-KFKK9Kなので、2025年7月の改良後かどうかは登録年月や装備で確かめてみてください。
| 中古で探す | ディーゼルの有無 | ひとこと |
|---|---|---|
| 2代目(2009年〜2023年) | 無し | ガソリンの1.6Lと1.2Lターボ |
| 3代目 前期(2023年3月〜2025年7月) | あり | 旧グレード名で出てくる |
| 3代目 後期(2025年7月〜) | あり | 単一グレード・装備が充実 |
ディーゼルの中古は、もともと受注生産で台数が多くありません。条件に合う1台が見つかるまで時間がかかることもあるので、新車の見積もりと並べて比べておくと判断しやすくなります。
中古車は走行距離や整備の記録で状態が大きく変わります。年式や個体の選び方はカングーの中古車の選び方にまとめています。
見積もりは両方取って比べてみる
ガソリンかディーゼルかで迷ったら、同じ色・同じ付属品で両方の見積もりを取ってみるのがおすすめです。
総額で並べると、車両価格の差の10万円がほぼそのまま出てきます。そこに自分の走る距離の燃料代を重ねると、どちらが合うか見えてきます。
- 今の車の年間の走行距離を、車検証や点検記録から確かめる
- この記事の表で、燃料代の差と元が取れる年数を見る
- 色・納期・7人乗りの条件で、選べるほうを絞る
- 同じ条件で両方の見積もりを取り、総額で比べる
乗り出しの総額はカングーの乗り出し価格、値引きの進め方はカングーの値引き相場と交渉の順番で詳しく書いています。
カングー買いたいドットコム
カングーの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、カングーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
カングーのディーゼルはいくら高いですか?
2026年10月時点の公式価格で、ガソリン4,390,000円、ディーゼル4,490,000円なので10万円の差です。
カングーのディーゼルの燃費はどれくらいですか?
WLTC総合で19.6km/L(市街地16.2・郊外19.7・高速21.5km/L)です。ガソリンは15.0km/Lです。
何km走ればディーゼルの元が取れますか?
ハイオク175円/L・軽油155円/Lと仮に置くと、年1万kmで約2.7年、年5,000kmで約5.3年が目安です。燃料の価格で変わります。
カングーのディーゼルは軽油ですか?
はい、ディーゼルは軽油です。ガソリン車の指定燃料はハイオクです。
自動車税はディーゼルのほうが高いですか?
いいえ、どちらも1.0L超1.5L以下の区分で、年30,500円です。
グランカングーにディーゼルはありますか?
ありません。グランカングー クルールはガソリンのみです。
まとめ
- 価格差は10万円(ガソリン4,390,000円、ディーゼル4,490,000円)
- WLTC燃費はガソリン15.0km/L、ディーゼル19.6km/L
- 年1万kmなら約2.7年、年5,000kmなら約5.3年で価格差を取り戻す計算
- 青・茶の色、7人乗り、早い納車を望むならガソリン
- 中古でディーゼルを探すなら3代目(2023年3月〜)が対象





コメント