カングーの中古はなぜ安い?安い理由と買ってはいけない個体

年式の違うカングーの中古車が並ぶイメージ

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中古車サイトでカングーを眺めていて、『思ったより安い車があるけど、何か裏があるの?』と気になった方も多いはずです。

結論から言うと、安いカングーの多くは「年式が古い」「走行距離が多い」「保証が切れている」のどれかに当てはまります。値段だけで飛びつかず、なぜ安いのかを1台ずつ確かめるのが大事なんです。

この記事を読めば、安い理由の見分け方と、避けたほうがいい個体の特徴が分かります。

目次

カングーの中古はなぜ安い?よくある理由は5つ

同じカングーなのに、中古の値段の幅がすごく広いですよね。実は、車そのものの欠点というより、世代や年式の違いから来ている部分が大きいんです。

先に結論

安く見えるカングーの多くは、2代目(日本では2009〜2023年)の年式が古い車か、走行距離の多い車です。3代目(2023年3月〜)は新車価格が4,390,000円から(2026年10月時点・公式)と高いので、中古でも2代目ほど安い車は出にくいです。

安くなる理由を、ひとつずつ並べてみます。

安い理由どういうことか買う前に確かめたいこと
年式が古い2代目は日本で2009〜2023年と、14年の幅がある消耗品をいつ替えたか
走行距離が多い距離が伸びるほど値段は下がりやすい整備記録簿が残っているか
新車保証が切れている新車保証は登録から3年または6万kmの早い方販売店の保証を付けられるか
修理費を心配して避ける人がいる輸入車というだけで敬遠する人もいる修理費の目安を先に知っておく
修復歴や不具合がある事故で骨格を直した車など修復歴の表示と説明
カングーの中古が安くなる5つの理由の図解

このうち、上の3つは「古い・距離が多い・保証が無い」という、どの車にもある理由です。問題は5つ目のように、説明されないまま値段だけ下がっている車なんです。

輸入車だから安い、というのは本当?

『輸入車は値落ちが大きいって聞くけど…』と思う方もいますよね。たしかに、修理の時の部品代や工賃を気にして、輸入車を避ける人は一定数います。

ただ、それは買う側から見れば、同じ予算で新しめの車を選べるということでもあります。修理費の目安はカングーの故障しやすい箇所と修理費の目安で先に見ておくと、怖さがぐっと減りますよ!

世代で見ると、値段の差はどこから来る?

中古のカングーは、大きく分けて初代・2代目・3代目の3つの世代が出回っています。値段の差は、まずこの世代の違いで決まると考えておきましょう。

世代日本での販売時期新車価格中古の値段の傾向
初代(KC系)2002〜2009年(メディア)不明台数が少なく、旧車として探す人向け
2代目(KW系)2009〜2023年(メディア)年式・限定車で異なる年式の幅が広く、安い車が多い
3代目 前期2023年3月〜2025年7月384万円〜424.5万円(2023年3月発売時・メディア)新しいので高めになりやすい
3代目 改良後2025年7月〜ガソリン4,390,000円/ディーゼル4,490,000円(2026年10月時点・公式)新車との差が小さめになりやすい

表を見ると分かるとおり、「カングーの中古は安い」と言われる時は、たいてい2代目の話なんです。3代目は新車価格の時点で400万円前後なので、中古でもそれなりの値段がつきます。

2代目の選び方はカングー2代目(旧型)の中古は買い?で詳しく見られます。

2代目のエンジンは2種類

2代目は1.6L(型式 ABA-KWK4M)と1.2Lターボ(ABA-KWH5F)の2つが中心です。1.6Lは排気量が1.5Lを超えるので、自動車税の区分が3代目(年30,500円)より一つ上になります。

同じ2代目でも値段が違う理由

2代目は14年も売られていたので、同じ世代の中でも中身がかなり違います。ミッションはMTとEDCがあり、限定車もたくさん出ていました。

例えば、こんな会話になることもあります。

「同じ2代目なのに、こっちはずいぶん高いんですね」
「こちらはMTの限定車で、探している方が多いんですよ」

値段の差には、年式や距離だけでなく、MTかどうか、限定車かどうかも効いてくるということですね。

「カングーの中古は値上がりしている」と聞くのはなぜ?

安い車を探している一方で、『最近は中古も値上がりしている』という話も耳にしますよね。これには、新車の値段の変化が関わっています。

3代目の新車価格は、発売からの3年ほどで何度か改定されています。公式やメディアで確かめられる値を並べると、次のとおりです。

時期ガソリンディーゼル
2023年3月 発売時(メディア)ゼン384万円、インテンス・クレアティフ395万円〜最上位424.5万円
2025年7月 改良時(メディア)419万円439万円
2026年10月時点(公式)4,390,000円4,490,000円

新車が高くなると、『それなら新しめの中古で』と考える人が増えます。その結果、3代目前期の中古は、思ったほど安くならないことがあるんです。

もうひとつは、MTの存在です。現行のカングーは全車7速EDCで、MTは選べません。

MTに乗りたい人にとっては、2代目のMT車が残された選択肢になります。そのため、状態の良いMT車は値段が下がりにくいと言われます。

「値上がり」の数字はうのみにしない

中古車の値段は、時期・地域・在庫の数で上下します。「去年より何万円上がった」という話は、比べている車の年式や距離が違うことも多いので、同じ条件の車どうしで比べてみてください。

買ってはいけない個体はどんな車?

ここが一番知りたいところですよね。安いこと自体は悪くありません。

危ないのは、安い理由が説明されていない車や、あとで大きな出費が待っている車です。

避けたほうがいいカングーの特徴
  • 整備記録簿が無く、何をいつ交換したか分からない
  • 修復歴があるのに、どこを直したか説明があいまい
  • エンジンをかけた後も警告灯が消えない
  • 試乗で変速がぎくしゃくする、異音がする
  • スライドドアの動きが重い、途中で引っかかる
  • 下回りの錆が進んでいる
  • 「現状販売・保証なし」で、試乗もさせてもらえない

特に気をつけたいのは、記録簿の無い車です。カングーは消耗品の交換時期を守れば長く乗れる車ですが、記録が無いと、前のオーナーが守ってきたかどうかが分かりません。

2代目の1.6Lなど、タイミングベルトの交換が必要な車は、交換したかどうかも確かめておきましょう。交換の時期と費用はカングーの修理費の目安で見られます。

安い車の「後でかかるお金」を足してみる

車体価格が安くても、買った後にまとまった修理が入ると、結局高くつくこともあります。値段を比べる時は、次の項目も一緒に見ておきましょう。

見ておく項目安い車で起こりやすいこと
車検の残り残りが短いと、すぐ車検費用がかかる
タイヤ溝が少ないと交換が必要。3代目改良後は205/55R17
消耗品の交換歴記録が無いと、まとめて交換になることも
保証保証なしだと、買った直後の故障も自分で負担
自動車税初度登録から13年を超えると重くなる

『車体は安かったのに、乗り出しで思ったより高くなった』というのは、中古車でよくある話です。見積もりをもらったら、車体価格より「支払総額」で比べてみてください。

安いカングーで後からかかるお金のチェック図解

中古のカングーを見に行った時の注意点

ネットの写真だけでは、車の状態は分かりませんよね。気になる車が見つかったら、できるだけ現車を見に行きましょう。

現車確認の流れ
  1. 車検証で型式と初度登録年月を確かめる
  2. 整備記録簿と取扱説明書がそろっているか見る
  3. エンジンをかけて、警告灯がすべて消えるか確かめる
  4. 両側のスライドドアと観音開きのバックドアを開け閉めする
  5. 試乗して、発進と変速、ブレーキの感触を見る
  6. 下回りとタイヤの減り方をのぞいておく

型式は世代を見分ける手がかりになります。3代目ならガソリンが3BA-KFKH5H、ディーゼルが3DA-KFKK9Kです。

燃料と装備でも確かめたいこと
  • ガソリン車の指定燃料はハイオク(3代目の1.3Lターボ)
  • ディーゼル車は軽油で、AdBlue(尿素水)の補充が要る
  • 3代目改良後なら10インチのデジタルメーターが付いている
  • 純正ナビは標準設定が無く、社外ナビの有無は車ごとに違う

試乗でEDCの変速に違和感がある時は、同じ年式の別の車と比べてみると判断しやすくなります。EDCそのものの特徴はカングーの7速EDCの特徴にまとめています。

中古車の選び方、3つの順番

あれこれ見ていると、何から決めればいいか迷いますよね。おすすめは、次の順番で絞っていくやり方です。

  1. 世代を決める(2代目か3代目か)
  2. 予算の上限を支払総額で決める
  3. その中で、記録簿と保証のある車を優先する

世代ごとの狙い目の年式と走行距離は、カングーの中古車の選び方で詳しく見ていけます。

安いカングーを選んでもいい人・やめたほうがいい人

安い車が向いているかどうかは、人によって違います。自分がどちらに近いか、一度考えてみてください。

安い個体でも満足しやすい人
  • 自分で消耗品の交換時期を管理できる
  • 近くにカングーに詳しい整備工場がある
  • 2代目のMTや限定車など、欲しい仕様がはっきりしている
  • 修理費用を見込んだ予算を別に取ってある
やめたほうがいい人
  • 買った後の出費をできるだけ避けたい
  • 車のことはお店に任せたい
  • 毎日の通勤や送り迎えで止まると困る
  • 運転支援の装備を重視している

「止まると困る」「お店に任せたい」という方は、多少高くても保証の付いた車のほうが安心です。ルノー正規ディーラーが扱う認定中古車との違いは、カングーの認定中古車と一般中古車の保証の違いで比べています。

逆に、中古と新車の差が小さいと感じたら、新車も選択肢に入れてみましょう。新車なら3年または6万kmの新車保証が付きます。

値引きの交渉の順番はカングーの値引き相場と限界額で確かめられます。

安い理由が分かったら、あとは条件を決めて在庫を絞り込んでいくだけです。世代・年式・走行距離・保証の有無で絞ってみると、候補がぐっと見やすくなりますよ!

カングー買いたいドットコム

カングーの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、カングーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

よくある質問

カングーの中古が安いのは、壊れやすいからですか?

それだけが理由ではありません。安い車の多くは、2代目の古い年式や走行距離の多い車です。消耗品を交換してきた記録があれば、年式が古くても状態の良い車はあります。

3代目の中古で安い車はありますか?

3代目は2023年3月に日本で発売された新しい世代で、新車価格も4,390,000円から(2026年10月時点・公式)と高めです。2代目ほど安い車は出にくいので、極端に安い車は修復歴や距離を確かめてください。

走行距離が多いカングーはやめたほうがいいですか?

距離だけで決める必要はありません。距離が多くても、整備記録簿があり消耗品を替えてきた車なら候補になります。逆に距離が少なくても、記録が無い車は注意が必要です。

中古車の注意点で、一番大事なことは何ですか?

なぜその値段なのかを販売店に聞くことです。年式・距離・修復歴・保証のどれで安いのかが分かれば、買っていい車かどうか判断しやすくなります。

中古のカングーは値上がりしていますか?

時期や地域、在庫で変わるので一概には言えません。新車価格が上がったことで、3代目前期の中古が下がりにくく見えることはあります。同じ年式・距離の車どうしで比べてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 安いカングーの多くは、2代目の古い年式・走行距離の多い車・保証切れの車
  • 3代目は新車価格が4,390,000円からと高く、中古でも2代目ほど安くなりにくい
  • 値上がりして見えるのは、新車価格の改定とMT車を探す人がいるため
  • 記録簿が無い、修復歴の説明があいまい、警告灯が消えない車は避ける
  • 比べる時は車体価格より支払総額と保証の有無で見る
カングー買いたいドットコム

カングー買いたいドットコム 編集部

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