当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
『カングーにベンツ版や日産版があるって本当?』と気になって調べている方、多いですよね。街で見かける顔違いの車が、カングーの親戚に見えることもあります。
結論から言うと、現行の3代目カングーには、メルセデス・ベンツの Tクラス(商用版はシタン)と、欧州向けの日産 タウンスターという兄弟車があります。日本で正規に新車で買えるのは、基本的にカングー本体です。
この記事を読めば、兄弟車の関係と、買う時にどこを見ればいいかが分かります。
カングーの兄弟車はどれ?まず一覧で見る
兄弟車というのは、同じ骨格やエンジンを共有して、別のブランドから出ている車のことです。見た目や内装は違っても、中身の多くが共通なんです。
3代目カングーの兄弟車を、関係の深さで並べるとこうなります。
| 車名 | ブランド | カングーとの関係 | 日本での新車販売 |
|---|---|---|---|
| ルノー カングー(3代目) | ルノー | 本体。日本はルノー・ジャポンが輸入 | あり(2023年3月2日発売) |
| メルセデス・ベンツ Tクラス | メルセデス・ベンツ | 3代目カングーがベースの乗用版 | 時期で変わるため公式で確認 |
| メルセデス・ベンツ シタン | メルセデス・ベンツ | 3代目カングーがベースの商用版 | 日本向けの設定は確認できず |
| 日産 タウンスター | 日産 | 欧州で売られる兄弟車 | 日本向けの設定は確認できず |
日本で新車を買う時の現実的な選択肢は、ルノー正規ディーラーで買うカングーです。兄弟車は「同じ中身の別ブランド版」と知っておくと、ニュースや中古車情報を見る時に役立ちます。
ちなみにシトロエン ベルランゴ、プジョー リフター、フィアット ドブロの3台も兄弟車同士です。ただしこちらはステランティスの仲間で、カングーとは別の家系になります。
ベンツとカングーはどういう関係?Tクラスとシタン
『ベンツのマークが付いたカングーがある』と聞くと、ちょっと驚きますよね。実は、ルノーとメルセデス・ベンツは小型商用車の開発で手を組んできた歴史があります。
3代目カングーの骨格をもとに、メルセデス・ベンツが仕立てたのが Tクラスとシタンです。乗用向けが Tクラス、荷物を運ぶ仕事向けがシタンという分け方です。
- フロントの顔つき(グリルとエンブレム)
- 内装の仕立てや装備の組み合わせ
- 販売店と保証の窓口(メルセデス・ベンツの販売店になる)
- 価格の付け方(ブランドの違いが反映される)
ベンツ版の日本での販売状況は、時期によって変わります。買えるかどうかは、メルセデス・ベンツ日本の公式サイトで確かめるのが確実です。
2代目にもベンツ版があった
2代目カングーの時代にも、メルセデス・ベンツの初代シタンという兄弟車がありました。「カングー ベンツ」と調べると古い情報も混ざるのは、このためなんです。
中古車情報を見る時は、世代とベースがどれかを分けて読んでみてください。2代目カングーの中身については、カングー2代目(旧型)の中古は買い?でまとめています。
日産とカングーの関係は?タウンスターとOEMの違い
「カングー 日産」で調べると、日産 タウンスターという名前が出てきます。ルノーと日産はアライアンス(提携関係)を組んでいて、部品や車台を分け合っているんです。
タウンスターは、3代目カングーと同じ系統の骨格を使った欧州向けのバンです。日本の日産販売店では、新車として扱われていません。
- 骨格やエンジンを共有し、顔や内装を変えて別ブランドで売る
- 開発の段階から両社が関わることが多い
- ほぼ同じ車に相手のエンブレムを付けて売る
- 違いがエンブレムと細かな装備だけのことも多い
『結局、OEMと兄弟車って同じでは?』と思いますよね。厳密な線引きはありませんが、顔や内装まで作り分けていれば兄弟車と呼ぶことが多いです。
カングーと Tクラスは顔と内装を作り分けているので、兄弟車と呼ぶのが自然です。「カングー oem」で探している方も、この関係を指していることがほとんどです。
ルノーと日産、三菱のアライアンスとは
ルノーと日産は、1999年から資本と業務の提携を続けてきた関係です。のちに三菱自動車も加わり、車台やエンジン、部品を分け合っています。
ですから、ルノーの車と日産の車の中身が近いのは、珍しいことではないんです。カングーとタウンスターも、その提携の中で生まれた兄弟と言えます。
『じゃあ日本の日産の車にもカングーの中身が入っている?』と思うかもしれません。日本で売られている日産の車に、カングーと同じ骨格のモデルはありません。
VWやベルランゴは兄弟車?よく混ざる車を整理
カングーに似た背の高い車は、いくつもあります。そのせいで「vw カングー」のように、別メーカーの車と一緒に検索されることもあるんです。
実際には、似ていても兄弟車ではない車が多いです。混ざりやすい車を並べてみます。
| 車名 | カングーと兄弟車? | 関係 |
|---|---|---|
| メルセデス・ベンツ Tクラス/シタン | 兄弟車 | 3代目カングーがベース |
| 日産 タウンスター | 兄弟車 | ルノーと日産の提携で生まれた欧州向け |
| シトロエン ベルランゴ | 兄弟車ではない | プジョー リフター、フィアット ドブロと兄弟 |
| プジョー リフター | 兄弟車ではない | ベルランゴと兄弟 |
| フィアット ドブロ | 兄弟車ではない | ベルランゴと兄弟 |
| フォルクスワーゲンの小型MPV | 兄弟車ではない | 同じジャンルの競合 |

こうして並べると、ライバル同士でも家系が違うのが分かりますよね。輸入MPV4台の価格とサイズを横並びで見たい方は、カングーとベルランゴ・リフター・ドブロを比較が近道です。
ベルランゴ系の3台とカングーは、荷室の使い方やスライドドアなど、考え方がよく似ています。それでも中身は別物なので、乗り心地や装備は試乗して比べてみてください。
兄弟車を知ると、カングー選びの何が変わる?
『兄弟車が分かっても、買うのはカングーだし』と思う方もいるはずです。ただ、知っておくと得をする場面がいくつかあります。
1つ目は、海外のニュースや試乗記を読む時です。Tクラスやタウンスターの記事には、同じ骨格のカングーにも当てはまる話が含まれていることがあります。
2つ目は、部品や整備の情報です。同じ系統のエンジンや部品を使う車なら、トラブルの傾向や対策が参考になることがあります。
兄弟車だからといって、部品がそのまま使えるとは限りません。品番は年式や仕様で変わるので、交換部品は車検証の型式(現行のガソリンは3BA-KFKH5H、ディーゼルは3DA-KFKK9K)で適合を確かめましょう。
3つ目は、リセールや中古車相場の読み方です。日本ではカングー本体が圧倒的に流通しているので、兄弟車と比べて値付けを判断する場面はほとんどありません。
例えば、こんな会話になりがちです。
「ベンツ版の方が高く売れそうじゃない?」
「日本では台数が少ないから、比べる材料がほとんど無いんだよね」
ルノー カングーより大きい車がほしい時は?
兄弟車を調べている方の中には、『カングーでは少し小さいかも』と感じている方もいますよね。その場合、まず候補に入るのが同じルノーのグランカングーです。
グランカングーは7人乗りで、カングーより全長が420mm長い3列シートの車です。2026年2月5日に特別仕様車として日本に入りました。
| 項目 | カングー(5人乗り) | グランカングー(7人乗り) |
|---|---|---|
| 価格(2026年10月時点) | ガソリン4,390,000円/ディーゼル4,490,000円 | 4,820,000円(ガソリンのみ) |
| 全長×全幅×全高 | 4,490×1,860×1,810mm | 4,910×1,860×1,860mm |
| ホイールベース | 2,715mm | 3,100mm |
| 最小回転半径 | 5.6m | 6.2m |
| WLTC燃費 | ガソリン15.0km/L/ディーゼル19.6km/L | 14.7km/L |
| 荷室容量 | 5名乗車時775L、最大2,800L | 最大3,050L(2人乗り時) |
数値はルノー・ジャポン公式の主要諸元とメーカー希望小売価格(消費税込)です。メタリックの有料色を選ぶと、カングーは55,000円上がります。
大きさを求めるなら、兄弟車を探すよりグランカングーを見た方が早いです。ただし最小回転半径は6.2mになるので、自宅の駐車場と普段の道で取り回せるか確かめておきましょう。

例えば、家族が増えて3列目がほしくなった方なら、こんな会話になりがちです。
「Tクラスなら大きいのかと思ってた」
「大きさで選ぶなら、同じルノーのグランカングーの方が話が早いよ」
グランカングーは2列目と3列目のシートがすべて独立式で、取り外しや前後スライドもできます。ISOFIXは最大5席に付けられるので、チャイルドシートが多い家族にも向いています。
詳しい違いはグランカングー(7人乗り)の価格と特徴で解説しています。国産ミニバンとの比較なら、カングーとシエンタ・フリードの違いも参考になります。
兄弟車ではなくカングーを選ぶ理由
日本でカングーを選ぶ一番の理由は、買いやすさと維持のしやすさです。全国のルノー正規ディーラーで買えて、整備や保証の窓口もはっきりしています。
新車保証は、新車登録日から3年間または走行距離6万kmの早い方です。延長保証のエクステンデッド ワランティも、正規ディーラーで申し込めます。
- ガソリンとディーゼルのどちらにするか(ディーゼルは受注生産)
- 5人乗りで足りるか、7人乗りのグランカングーが必要か
- 有料色を選ぶか(+55,000円)
- 見積もりで値引きと付属品の金額がどう出ているか
3代目のカングーには、運転支援の装備もひと通り付いています。アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー付)や、歩行者と自転車を見分けるアクティブエマージェンシーブレーキは全車標準です。
10インチのデジタルメーターと、スマホをつなぐ8インチのEASY LINKも標準です。兄弟車を探さなくても、カングーだけで今どきの装備はそろっていると考えて大丈夫です。
『兄弟車の方が安く買えるのでは?』と思う方もいるかもしれません。日本では比べられる新車がほぼ無いので、カングーの見積もりをきちんと比べる方が現実的です。
値引きの交渉の順番は、カングーの値引き相場と交渉の順番で先に押さえておくと安心です。
よくある質問
カングーの兄弟車はどの車ですか?
3代目カングーには、メルセデス・ベンツの Tクラス(商用版はシタン)と、欧州向けの日産 タウンスターという兄弟車があります。
ベンツのTクラスは日本で買えますか?
日本での販売状況は時期で変わります。メルセデス・ベンツ日本の公式サイトで、現在の取り扱いを確かめるのが確実です。
カングーは日産でも買えますか?
日本の日産販売店では、カングーやタウンスターは新車として扱われていません。カングーはルノー正規ディーラーで買います。
ベルランゴはカングーの兄弟車ですか?
兄弟車ではありません。ベルランゴはプジョー リフター、フィアット ドブロと兄弟で、カングーとは別のグループの車です。
カングーより大きいルノーの車はありますか?
7人乗りのグランカングーがあります。全長は4,910mmで、カングーより420mm長く、2026年10月時点の価格は4,820,000円です。
まとめ
- 3代目カングーの兄弟車は、ベンツの Tクラス/シタンと日産 タウンスター
- 2代目の時代にも、ベンツの初代シタンという兄弟車があった
- ベルランゴ、リフター、ドブロは別グループの兄弟車で、カングーとは家系が違う
- 日本で新車を買うなら、ルノー正規ディーラーのカングーが現実的
- もっと大きい車がほしいなら、7人乗りのグランカングーが候補





コメント