当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
カングーを買う前に『この車、売る時にどれくらい値段が残るんだろう』と考える方も多いはずです。黄色や青を選びたいけれど、売る時に不利にならないかも気になりますよね。
結論から言うと、カングーのリセールは「年式と走行距離」で大枠が決まり、グレード・燃料・色は上下の幅を作る要素です。そして色については、白や黒が強い国産ミニバンとは少し事情が違います。
この記事を読めば、買う時にどれを選ぶと売る時にどう響くのか、数字を並べて判断できます。
カングーのリセールバリューは高いの?低いの?
いきなり答えを知りたいところですよね。ただ、リセールの数字は時期や在庫で動くので、「何%残る」と言い切ることはしません。
代わりに、メーカー自身が見込んでいる数字をひとつ紹介します。ルノー・ファイナンスの残価設定型クレジット「スマート プラン」の公式支払い例です。
公式の支払い例では、グランカングー(車両価格4,820,000円)の3年後の据置額が212万円です。車両価格のおよそ44%にあたり、ローン会社が3年後にこの程度の価値を見込んでいる、という手がかりになります。
据置額は「契約の時に決める残価」で、実際の買取額を約束するものではありません。それでも、まったく目安がないよりは判断しやすくなります。
| 公式の支払い例(スマート プラン) | 月々の支払い(〜) |
|---|---|
| カングー ガソリン | 17,800円 |
| カングー ディーゼル | 18,700円 |
| グランカングー クルール | 20,600円(頭金175万円・3.4%・3年37回・据置212万円の例) |
残クレの仕組みそのものはカングーの残クレは損か得かで詳しく比べています。
グレードで差は出る?旧インテンス・クレアティフ・ゼンと現行
3代目は、2025年7月24日の改良で通常モデルがグレード名のない単一グレードになりました。それより前の前期は、ゼン・インテンス・クレアティフの3グレードです。
『前期のどのグレードを買えば、売る時に有利?』と迷う方もいますよね。中古市場では、旧グレード名のまま査定されます。
| 区分 | 新車のときの価格(消費税込) | 売る時に見られやすい点 |
|---|---|---|
| 3代目 前期 ゼン(受注生産) | 384万円(2023年3月・メディア) | 装備がシンプル。台数が少なく探す人は限られる |
| 3代目 前期 インテンス/クレアティフ | 395万円〜(2023年3月・メディア) | クレアティフはブラックバンパーの見た目が特徴 |
| 3代目 改良後(単一グレード) | ガソリン4,390,000円/ディーゼル4,490,000円(2026年10月時点・公式) | 10インチメーター・サイドセンサー・17インチアロイが標準 |
改良後は装備が増えたぶん、前期より新しい車として評価されやすいです。一方でクレアティフのブラックバンパーは改良で廃止されたので、あの顔つきが好きな人には前期を探す理由になります。
グレードごとの装備差はカングーのグレードと装備の違いで一覧にしています。
ガソリンとディーゼルはどっちが有利?
新車価格はディーゼルが10万円高く、しかも受注生産です。燃費はWLTCでガソリン15.0km/L、ディーゼル19.6km/Lと差があります。
| 項目 | ガソリン | ディーゼル |
|---|---|---|
| 新車価格(2026年10月時点・公式) | 4,390,000円 | 4,490,000円 |
| エンジン | 1.3Lターボ 131ps | 1.5Lディーゼルターボ 116ps |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 |
| WLTC燃費(公式) | 15.0km/L | 19.6km/L |
| 買い方 | 在庫から選べる | 受注生産 |
| 売る時に見られやすい点 | 台数が多く比べやすい | 燃費目当てで探す人がいる |
実は、どちらかが一方的に有利という話ではないんです。ディーゼルは新車で10万円多く払っているので、売る時にその差がそっくり残るとは限りません。
それでも、長距離を走る人や燃料代を抑えたい人は中古でもディーゼルを探します。買う時は、リセールよりも「自分が何km走るか」で選ぶのが後悔しにくいですよ。比べ方はガソリンとディーゼルの比較で詳しく見ています。
色で売値は変わる?全ボディカラーで比べる
ここが一番迷うところですよね。国産ミニバンだと「売るなら白か黒」とよく言われますが、カングーは少し違います。
カングーは黄色や青のような明るい色で選ばれることが多い車です。中古で探す人も「カングーらしい色」を目当てにすることがあり、白だから有利とは言い切れません。
| カラー | 種類・価格 | 設定 | 売る時の見方 |
|---|---|---|---|
| ジョン アグリュム(黄) | ソリッド・無料 | ガソリン・ディーゼル・リミテ | カングーらしい色として探す人がいる |
| ブラン ミネラル(白) | 無料 | ガソリン・ディーゼル | 好みを選ばず、比べる相手が多い |
| グリ カシオペM(グレー) | メタリック・+55,000円 | ガソリン・ディーゼル | 落ち着いた色を求める人向け |
| ブルー ソーダライトM(青) | メタリック・+55,000円 | ガソリンのみ | ガソリン専用色 |
| ブラウン テラコッタM(茶) | メタリック・+55,000円 | ガソリンのみ | ガソリン専用色 |
| オランジュ コロンジュ(オレンジ) | グランカングー クルール専用 | グランカングーのみ | 特別仕様車の専用色 |

有料メタリックの+55,000円は、売る時にそのまま上乗せされるわけではありません。『5.5万円払ったんだから、そのぶん高く売れるはず』と期待しすぎないほうが安心です。
現行の通常色に黒(ノワール)はありません。過去の限定車の色を見て「黒のカングーが欲しい」と思った場合は、中古の2代目か限定車を探すことになります。
色選びで迷ったら、売る時のことより「毎日見て気分が上がるか」を優先してみてください。色の選び方はカングーの色一覧と人気色でも比べています。
年式と走行距離はどれくらい効く?
リセールで一番大きく効くのは、やはり年式と走行距離です。カングーの場合は世代の切り替わりも意識しておくと、売り時を逃しにくくなります。

- 新車保証が切れる「3年または6万kmの早い方」
- 初回車検(3年)と2回目の車検(5年)
- マイナーチェンジやモデルチェンジの発表
- 走行距離が10万kmに近づく前
例えばこんな場面です。
「来年で3年なんですけど、車検を通してから売ったほうがいいですか?」
「車検代と、保証が切れる前に売る場合の差を、一度並べてみるといいですよ」
車検を通しても、その費用がそのまま買取額に上乗せされるとは限りません。車検前に売るか通してから売るかは、査定を取ってから決めるのがおすすめです。
限定車とグランカングーは売る時に有利?
限定車は台数が少ないので、気になりますよね。現行では「カングー リミテ」がガソリン10台・ディーゼル15台の計25台です。
リミテはジョン アグリュムのみで、TOYO OPEN COUNTRY A/T IIIと専用16インチホイールが付きます。台数が少ない車は、探している人に出会えれば評価されやすい傾向があります。
リミテの専用タイヤ・ホイールは、限定車らしさを示す部品です。交換した場合も、外した純正部品を手元に残しておくと、売る時に説明しやすくなります。
グランカングー クルールは7人乗りの特別仕様車で、ガソリンのみです。全長4,910mmと大きく、3列目まで使いたい人には代わりが少ない車なので、中古で探す人もいるはずです。
買う時にリセールで後悔しないための選び方は?
ここまでの話を、買う前の判断に置き換えておきますね。『結局、どれを選べば売る時に困らないの?』という方は、次の考え方で選んでみてください。
| 迷うポイント | 売る時を考えた選び方 |
|---|---|
| ガソリンかディーゼルか | 年間の走行距離が多いならディーゼル、少ないならガソリン。差額10万円を燃料代で取り返せるかで決める |
| 色 | 好きな色を優先。有料メタリック+55,000円は売る時の上乗せを期待しない |
| オプション | 純正の付属品は外さずに残す。社外パーツは純正品を保管する |
| 乗る年数 | 3年で替えるなら保証期間内、長く乗るなら整備記録をそろえる |
リセールのために好きでもない色や仕様を選ぶと、乗っている間の満足度が下がります。カングーは長く乗る人も多い車なので、売る時の差より乗っている時間の長さを考えたほうが納得しやすいはずです。
付属品と書類は「売る時の財産」
取扱説明書・整備記録簿・スペアキーは、売る時にそろっているかをよく聞かれる書類と部品です。なくすと減額の理由になりやすいので、買った日から一か所にまとめておきましょう。
売る時はどこで値段を比べればいい?
リセールの話をしても、最後は「実際にいくらで売れるか」です。ディーラーの下取りと買取店の査定では、金額に差が出ることがよくあります。
- 車検証で初度登録年月と型式を確認する
- 走行距離・整備記録・スペアキーをそろえる
- 複数の買取店で査定を取る
- ディーラーの下取り額と並べて比べる
- 新車の値引きと下取りを分けて交渉する
年式・距離ごとの目安はカングーの買取相場、下取りとの差はカングーを高く売るコツ、ディーラーとの話の進め方はカングーの下取り額と交渉の順番で詳しく書いています。
新車に乗り換える予定なら、値引きの話と下取りの話を混ぜないのが大事なところです。順番はカングーの値引き相場と交渉の順番を見てみてください。
今のカングーにいくら付くのか、まずは比べられる状態にしておきましょう!
カングー買いたいドットコム
カングーの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、カングーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
カングーはリセールの良い車ですか?
一概には言えません。公式の残価設定例では、グランカングーの3年後据置額が車両価格の約44%とされています。実際の買取額は年式・距離・状態と、売る時期の在庫で変わります。
リセールを考えるなら何色を選べばいいですか?
カングーは明るい色で選ばれることが多く、白が有利とは言い切れません。有料メタリックの5.5万円も売る時にそのまま残るわけではないので、好きな色を選ぶのがおすすめです。
ディーゼルのほうがリセールは高いですか?
新車でディーゼルは10万円高いため、その差が売る時にすべて残るとは限りません。燃費目当てで探す人はいるので、低く見られることは少ないはずです。
前期のクレアティフは売る時に不利ですか?
改良後より年式が古いぶん下がりやすい面はあります。ただ、ブラックバンパーは改良で無くなった仕様なので、その見た目を好む人には探す理由になります。
3年で売るのと5年で売るのはどちらがいいですか?
3年は新車保証の期限と初回車検が重なる区切りです。5年まで乗るなら車検費用もかかるので、両方の時期で査定を取って比べてみてください。
まとめ
- 公式の残価設定例では、グランカングーの3年後据置額は車両価格の約44%
- 3代目は前期(ゼン・インテンス・クレアティフ)と改良後(単一グレード)で見られ方が違う
- ディーゼルは新車で10万円高いが、その差がそのまま残るとは限らない
- 色は国産車ほど白が強いわけではなく、有料メタリック5.5万円も上乗せされるとは限らない
- 売り時は保証3年6万km・車検の前後を目安に、複数の査定と下取り額を比べる





コメント